中国医学では皮膚の状態（症状）のタイプを7つに分けます。
自分の症状と照らし合わせて自分のタイプを見つけて下さい。
①風邪タイプ
遊走性、皮膚を掻き破ると痛みが治り他の部位へと移動する
単独では化膿しない、乾燥が早い
②湿邪タイプ
滲出液の分泌・水泡・掻痒は単独では軽い
化膿すると掻痒は激しい（熱邪と結び付くと掻痒は激しい）
黄色の痂皮を形成する
③熱邪タイプ
皮膚は紅く灼熱感がある、掻痒は激しい、掻くと出血する
痂皮は血性で化膿しやすい、患部の転変、拡大、進行が早い
④血熱タイプ
掻痒は激烈・斑疹は紅～深紅で次々に新生する
皮膚は魚鱗状に層をなして新生し、粉々に落ちる、掻き痕に点状出血をみる
皮膚は肥厚し粗くなり、甚だしいとヤスリ状となり亀裂する
脱毛多く、甚だしいと眉毛も抜け落ちる
⑤オ血タイプ
皮膚は黒ずんだ色素沈着となる、皮疹の固定化、紫斑ができることもある
⑥血虚タイプ
掻痒はかなり激しく夜間に増悪傾向、皮膚は粗くザラつき肥厚する
淡褐色の色素沈着がみられる、滲出はほとんどみられない
進行は緩慢である、毛髪が抜けやすい
⑦陰虚タイプ
掻痒は激しい、皮膚は委縮して薄くなる
皮膚に大きなシワができやすく、産毛がなくなり光沢がある
淡黒色の色素沈着がある
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